五大尊(読み)ごだいそん

精選版 日本国語大辞典 「五大尊」の意味・読み・例文・類語

ごだい‐そん【五大尊】

御堂関白記‐寛弘六年(1009)一〇月一三日「御願、被供養仏経於土御門、釈迦、〈略〉六観音、已上金色、五大尊六天、已上採色、皆御等身」
[2] 〘名〙 「ごだいそん(五大尊)の御修法」の略。
※枕(10C終)二九五「御修法。五だいそんのも。御斎会

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デジタル大辞泉 「五大尊」の意味・読み・例文・類語

ご‐だいそん【五大尊】

五大明王ごだいみょうおう」に同じ。
五大尊の御修法みずほう」の略。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「五大尊」の意味・わかりやすい解説

五大尊
ごだいそん

五大明王」のページをご覧ください。

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世界大百科事典(旧版)内の五大尊の言及

【五大尊法】より

…息災,増益,調伏を祈る密教の修法の一つ。五大尊は不動,降三世(ごうざんぜ),軍荼利(ぐんだり),大威徳,金剛夜叉の五大明王のことで,天台密教では金剛夜叉にかえて烏蒭(枢)沙摩(うすさま)明王を用いることもある。これらの明王は,1明王ごとに壇を連ねて5壇で行う場合と,1壇のみで勤める場合とがあり,前者をとくに五壇法,後者を一壇法,五大尊合行法という。…

【五大明王】より

不動明王を中心とした降三世(ごうざんぜ)明王軍荼利(ぐんだり)明王大威徳明王金剛夜叉明王の総称で,五大尊とも言う。ただし,台密(天台宗の密教)においては金剛夜叉明王の代りに烏枢沙(瑟)摩(うすさま)明王が加わる。…

※「五大尊」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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