五宝(読み)ごほう

精選版 日本国語大辞典 「五宝」の意味・読み・例文・類語

ご‐ほう【五宝】

〘名〙 仏語。一切の宝の代表として五種を数えたもの。内容は一定しない。たとえば金、銀、真珠、珊瑚、琥珀の五種。〔拾芥抄(13‐14C)〕〔陀羅尼集経‐五〕

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デジタル大辞泉 「五宝」の意味・読み・例文・類語

ご‐ほう【五宝】

仏語。5種の代表的な宝。陀羅尼集経では、金・銀・真珠・珊瑚さんご琥珀こはく

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世界大百科事典(旧版)内の五宝の言及

【鎮壇具】より

…ただ,真言宗と天台宗とでは供養法や埋納物が異なる。埋納物の面では法具は共通するものの,真言宗では瓶,五宝(金,銀,真珠,瑠璃,水晶または琥珀),五穀,五薬,五香が埋められ,天台宗では七宝,五穀,五香が埋められる。注意しなければならないのは儀軌に〈鎮壇〉の語がみえるのは真言宗だけということである。…

※「五宝」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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