五島盛道(読み)ごとう もりみち

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「五島盛道」の解説

五島盛道 ごとう-もりみち

1711-1780 江戸時代中期の大名
宝永8年3月23日生まれ。五島盛佳(もりよし)の長男享保(きょうほう)13年肥前福江藩(長崎県)藩主五島家8代となる。農漁民の救済策ひとつとして宝暦13年三年奉公制を施行したが,悪評をかった。安永9年4月20日死去。70歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の五島盛道の言及

【福江藩】より

…肥前国(長崎県)南松浦郡福江に藩庁を置いた外様小藩。藩主は五島氏。1万2530石。五島藩ともいう。松浦党(まつらとう)の成員であった五島列島北端の宇久氏は,南端の福江島進出を契機として海上貿易権を掌中に収め,有力な在地領主を同族化することによって五島列島の統一に成功し,1587年(天正15)豊臣秀吉の九州征伐後,本領を安堵されて近世大名となった。石高は1万5530石。1655年(明暦1)5代藩主盛勝のとき,叔父盛清に3000石(富江領)を分知してから1万2530石となる。…

※「五島盛道」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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