五色の水(読み)ごしきのみず

精選版 日本国語大辞典 「五色の水」の意味・読み・例文・類語

ごしき【五色】 の 水(みず)

灌仏会(かんぶつえ)に、仏像に注ぎかけるための青、黄、赤、白、黒の五種の水。
九暦‐九条殿記・灌仏・承平六年(936)四月八日「但導師前例独身奉仕唄・散花、而此度不唄・散花、又五色水於一鉢混合
中国崑崙山(こんろんざん)の麓を流れる五種の川。赤水、洋水、黒水、羽水、青水の称。〔斉己‐祈真壇詩〕

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デジタル大辞泉 「五色の水」の意味・読み・例文・類語

ごしき‐の‐みず〔‐みづ〕【五色の水】

青・黄・赤・白・黒の5種の色をした水。灌仏会かんぶつえに仏の頭上にそそぎかけるもの。

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