井上武吉(読み)いのうえぶきち

百科事典マイペディア 「井上武吉」の意味・わかりやすい解説

井上武吉【いのうえぶきち】

彫刻家奈良県生れ。武蔵野美術学校卒業。1955年―1960年自由美術家協会出品。1963年サン・パウロ・ビエンナーレに出品。1974年―1979年滞独後,1984年まで滞仏。伊東市池田20世紀美術館設計なども手がけるが,モニュメント秀作が多い。代表的なシリーズに《マイ・スカイ・ホール》がある。1996年作品集《井上武吉》を刊行
→関連項目池田20世紀美術館

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「井上武吉」の解説

井上武吉 いのうえ-ぶきち

1930-1997 昭和後期-平成時代の彫刻家。
昭和5年12月8日生まれ。鉄や石を素材とした環境彫刻で知られる。昭和54年「溢れるNo.8」で第1回ヘンリー・ムーア大賞展優秀賞。56年から「my sky hole」シリーズを連作。彫刻の森美術館や池田20世紀美術館の建築設計も手がけた。平成3年中原悌二郎賞,4年吉田五十八賞。平成9年9月26日死去。66歳。奈良県出身。武蔵野美術学校(現武蔵野美大)卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android