井上達也(読み)いのうえ たつや

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「井上達也」の解説

井上達也 いのうえ-たつや

1848-1895 明治時代の眼科学者。
嘉永(かえい)元年生まれ。井上肇堂(ちょうどう)の4男。大学東校でB.ミュラーの指導をうけ,東京医学校と改称した母校で明治9年日本人初の眼科学教授となる。15年東京神田駿河台(するがだい)に済明堂眼科病院を開設。22年日本で最初の眼科専門誌「井上眼科学研究会報告」を創刊。明治28年7月15日死去。48歳。阿波(あわ)(徳島県)出身。号は甘泉。著作に「白内障手術篇」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android