井戸替え(読み)イドガエ

デジタル大辞泉 「井戸替え」の意味・読み・例文・類語

いど‐がえ〔ゐどがへ〕【井戸替え】

井戸水をすっかりくみ出して中を掃除をすること。古くから夏の行事として行われた。井戸さらえ。さらし井。 夏》「―のをはりし井戸を覗きけり/草城

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の井戸替えの言及

【七夕】より

…また,この日を墓掃除とか墓参り道の草刈り(ボンミチツクリ)とか仏壇の道具を洗い清める日などに決めている土地も多い。ことに子どもらの〈七度食べて七度水浴びする〉とか,牛馬に水浴させるとか,年に一度の共同井戸の井戸替えとて組中総出で行うとか,水に関連する習俗が見られる。七夕の日にきまって雨が降る,この日3粒でも降ったほうがよい,とか,およそ星祭とは縁の遠い,降雨についての言い伝えが往々にしてあり,土地によっては,河童供養とか水神(すいじん)祭の日としている。…

※「井戸替え」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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