亡き影(読み)ナキカゲ

デジタル大辞泉 「亡き影」の意味・読み・例文・類語

なき‐かげ【亡き影】

[連語]
死んだ人のおもかげ。また、死者の霊。
「―やいかが見るらむよそへつつながむる月も雲がくれぬる」〈須磨
死後。亡き跡。
「いかで―にてもかの恨み忘るばかりと思ひ給ふるを」〈澪標

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android