享保通鑑(読み)きょうほうつがん

改訂新版 世界大百科事典 「享保通鑑」の意味・わかりやすい解説

享保通鑑 (きょうほうつがん)

小宮山昌世(まさよ)(謙亭)の著。20巻および増補からなる。1716年(享保1)より32年までを主とし,この間に幕府から出された法令や裁判記録,それにともなう政務など,また火災水害飢饉などのできごとを年代順に記したもの。享保改革時の情勢を知ることのできる重要な史料で,とくに法令が多く収録されていることから,この時期の法典編纂過程をうかがううえでは欠くことができない。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android