京巡礼(読み)きょうじゅんれい

精選版 日本国語大辞典 「京巡礼」の意味・読み・例文・類語

きょう‐じゅんれい キャウ‥【京巡礼】

〘名〙 近世京都市中の富家または茶屋の女などが、はでな巡礼姿で洛中三十三か所の観音巡りをしたこと。また、その女。
※俳諧・萩の露(1693)「仮屋形千部過れば麦畑神叔〉 京順礼のつるる腰元其角〉」

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デジタル大辞泉 「京巡礼」の意味・読み・例文・類語

きょう‐じゅんれい〔キヤウ‐〕【京巡礼】

近世、京都の富家や茶屋の女などが、着飾った巡礼姿で京都33か所の観音巡りをしたこと。また、その女。

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