亭主関白(読み)テイシュカンパク

デジタル大辞泉 「亭主関白」の意味・読み・例文・類語

ていしゅ‐かんぱく〔‐クワンパク〕【亭主関白】

家庭内で、夫が支配権を持っていること。⇔嚊天下かかあでんか

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精選版 日本国語大辞典 「亭主関白」の意味・読み・例文・類語

ていしゅ‐かんぱく ‥クヮンパク【亭主関白】

〘名〙 (亭主一家で最高の位置にあることをたとえていう語)
① 亭主が客より上座に着くこと。
俳諧・女夫草(1672)上「官位〈略〉亭主(テイシュ)関白」
② 亭主が一家で絶対的権威を握っていること。夫が非常にいばっていること。⇔嚊天下(かかあでんか)
※落語・橋場の雪(1896)〈三代目柳家小さん〉「尤も亭主関白の位あり、女房と畳とは新らしいのに限ると云ふ怪(けし)からん事を申しますが」

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四字熟語を知る辞典 「亭主関白」の解説

亭主関白

亭主が一家で絶対的権威を握っていること。夫が非常にいばっていること。

[使用例] われわれの時代父親は誰でも多かれ少なかれ亭主関白であり[河盛好蔵おふくろの味|1957]

[使用例] 僕は結婚しても、日本式の亭主関白にはならんつもりだが、君も日本式の奥様にならんでいいから、絵をすてないようにね[芹沢光治良狭き門より|1976]

[解説] 亭主が一家で最高の位置にあることをたとえていう語。

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