人と屏風は直には立たず(読み)ひととびょうぶはすぐにはたたず

精選版 日本国語大辞典 「人と屏風は直には立たず」の意味・読み・例文・類語

ひと【人】 と 屏風(びょうぶ)は直(すぐ)には立(た)たず

屏風は折らなければ立たないように、人間意志を曲げて適当に妥協しないと、世の中に立って行けない。正しい道理ばかりでは世間を渡って行けない。
※虎明本狂言・金藤左衛門(室町末‐近世初)「とかく人と屏風はすぐにはたてえぬと申」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「人と屏風は直には立たず」の意味・読み・例文・類語

ひと屏風びょうぶすぐにはたず

屏風は折らなければ立たないように、人も道理に縛られず、適当に妥協しないと、世間を渡って行けない。

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