人の上(読み)ヒトノウエ

デジタル大辞泉 「人の上」の意味・読み・例文・類語

ひと‐の‐うえ〔‐うへ〕【人の上】

他人身の上
「物うらやみし、身の上なげき、―言ひ」〈二八
人間の身の上。
「―の善悪は、人相相生さうじゃう生まれ性」〈浄・百合若大臣

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「人の上」の意味・読み・例文・類語

ひと【人】 の 上(うえ)

① 人間の身の上。
浄瑠璃・百合若大臣野守鏡(1711頃)四「人のうへの善悪は人相・相生・生れ性」
② 他人の身の上。
伊勢集(11C後)「年の中にあひてもあはずなげきけむ人のうへこそ我みなりけれ」

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