人を射んとせばまず馬を射よ(読み)ひとをいんとせばまずうまをいよ

精選版 日本国語大辞典 の解説

ひと【人】 を 射(い)んとせばまず馬(うま)を射(い)

敵を屈服させ、また人をわが意に従わせようとするならば、まずその頼みにしているものから攻め落とすのが成功早道である。将を射んと欲すればまず馬を射よ。
社会百面相(1902)〈内田魯庵〉犬物語「人を射んと欲する者は先づ馬を射よ」 〔杜甫‐前出塞詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 の解説

ひとんとせばまずうま

杜甫「前出塞」から》敵を屈服させ、また人を意に従わせようとするには、周辺から攻め落とすのが早道である。しょうを射んと欲すればまず馬を射よ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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