人丸供養(読み)ひとまるくよう

精選版 日本国語大辞典 「人丸供養」の意味・読み・例文・類語

ひとまる‐くよう ‥クヤウ【人丸供養】

〘名〙 人丸忌に、柿本人麻呂肖像をかけて、香花・供物をそなえて開いた会。平安時代和歌所貴族屋敷で開き、多く、歌の会を催した。人麻呂影供人丸影供人丸供
※愚秘抄(1314頃)鵜末「はじめにほのぼのの歌を声を引きて三反詠ずる事は、人丸供養の時の事歟」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android