人為分類(読み)じんいぶんるい

精選版 日本国語大辞典 「人為分類」の意味・読み・例文・類語

じんい‐ぶんるい ジンヰ‥【人為分類】

〘名〙 生物進化歴史や、生物の相互の類縁関係を体系化する以外の目的で行なう生物の分類多くは利用目的や外面的に目立った特徴に基づく。薬草・毒草・食草などは、用途に基づく分類の例。〔生物学語彙(1884)〕

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デジタル大辞泉 「人為分類」の意味・読み・例文・類語

じんい‐ぶんるい〔ジンヰ‐〕【人為分類】

進化の歴史や類縁関係を体系化するだけでなく、それ以外の目的で行う生物の分類。人間とのつながりや区別しやすい特徴などに基づいて行う。→自然分類

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世界大百科事典(旧版)内の人為分類の言及

【分類学】より

… 生物についての知識が不十分な間は,生物を認識しやすい形質を指標として分類が行われる。容易に判別でき,定義しやすい形質を手がかりにして分類する方法を人為分類という。これは切手の分類などに通じるやり方で,生物学のための補助手段となることはあっても,生物学ではない。…

※「人為分類」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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