今井 康子(読み)イマイ ヤスコ

20世紀日本人名事典 「今井 康子」の解説

今井 康子
イマイ ヤスコ

昭和期の歌人



生年
明治25(1892)年11月8日

没年
昭和53(1978)年3月25日

出生地
鳥取県米子市

別名
号=葵明

学歴〔年〕
米子高等女学校卒

経歴
鳥取県米子の書店今井郁文堂の店主・今井兼文の長女。米子高等女学校を卒業後、竹柏会を主宰する歌人・佐々木信綱に入門し、「心の花」の同人として活躍。のち、斉藤瀏の「短歌人」や斉藤史の「原型」といった短歌雑誌に拠り、作歌を続けた。また、岡村葵園や上村松園といった日本画家に師事して絵画を嗜み、茶道謡曲にも通じるなど多趣味で知られた。歌集に「麓」「裾野原」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android