今井嘉幸(読み)いまいよしゆき

改訂新版 世界大百科事典 「今井嘉幸」の意味・わかりやすい解説

今井嘉幸 (いまいよしゆき)
生没年:1878-1951(明治11-昭和26)

普選運動家。愛媛県出身。東京帝大法科大学卒業後,東京地方裁判所判事。1907年,中国政府に招かれ北洋法政学堂の司法制度教授をつとめ,14年に帰国。その後,雲南軍政府(昆明)の軍務顧問となり,普選運動の報により帰国し17年普選を公約代議士当選。その後,弁護士として西日本普選大連合を組織した。42年翼賛政治団体の推薦議員。著書に《支那国際法私論》(1915),《民法学通論》(1916)がある。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「今井嘉幸」の解説

今井嘉幸 いまい-よしゆき

1878-1951 大正-昭和時代前期の政治家
明治11年5月25日生まれ。弁護士をへて大正6年普通選挙を公約に衆議院議員に当選。11年西日本普選大連合を組織し,普選実施後は関西民衆党をつくる。昭和17年翼賛選挙で再選された。昭和26年6月30日死去。73歳。愛媛県出身。東京帝大卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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