こん‐にち【今日】
〘名〙
①
話し手が今、身を置いている、その日。きょう。
本日。
※
滑稽本・
浮世床(1813‐23)二「今日
(コンニチ)はまだ
山の手へのさねへきゃアなりません」 〔書経‐君奭〕
※凌
雲集(814)伏枕吟〈桑原公宮〉「倒絶兮悽
二今日
一、涙潺湲兮想
二昔時
一」
③ (「今日ある」の形で用いて) 好ましい現在の状態。
※
行人(1912‐13)〈
夏目漱石〉兄「然し僕の今日
(コンニチ)あるも━といふと、偉過るが、〈略〉全く叔父さんと叔母さんのお蔭です」
きょう けふ【今日】
〘名〙 話し手が、今身を置いている、その日。また、別の年・月の同じ
日付けの日もいう。本日。こんにち。
※
古事記(712)下・
歌謡「
庭雀 踞集
(うずすま)りゐて 祁布
(ケフ)もかも
酒漬(さかみづ)くらし」
※
万葉(8C後)一八・四〇七九「
三島野に霞たなびきしかすがにきのふも家布
(ケフ)も雪は降りつつ」
こん‐ち【今日】
〘名〙 「こんにち(今日)」の変化した語。江戸、
東京の下町ことば。
※
人情本・春色梅美婦禰(1841‐42頃)三「まだ
証拠がありますけれども、マア今日
(コンチ)は申しません」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
デジタル大辞泉
「今日」の意味・読み・例文・類語
きょう〔けふ〕【今‐日】
1 今過ごしている、この日。本日。こんにち。「選挙は今日行われる」
2 その日と同じ日付や曜日の日。「来年の今日会いましょう」
[類語]本日・当日
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
普及版 字通
「今日」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報