今若(読み)いまわか

精選版 日本国語大辞典 「今若」の意味・読み・例文・類語

いま‐わか【今若】

〘名〙 能面一種男面で年若い武将に用いるもの。同類のものに「中将」などがあって、能楽では修羅物の「経政」「俊成忠度」などに用いる。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「今若」の解説

今若 いまわか

阿野全成(あの-ぜんじょう)

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の今若の言及

【源義経】より

…幼名牛若,九郎と称す。平治の乱(1159)で父義朝が敗死したのち母および2人の兄今若(のちの阿野全成(ぜんじよう)),乙若(のちの円成(えんじよう))とともに平氏に捕らえられたが,当歳の幼児であったため助けられて鞍馬寺に入れられた。この時期の義経の行動についてはまったく不明で,ほとんどが伝説・創作の域を出ない。…

※「今若」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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