仏滅日(読み)ぶつめつにち

精選版 日本国語大辞典 「仏滅日」の意味・読み・例文・類語

ぶつめつ‐にち【仏滅日】

〘名〙
① (「物滅日」とも) 六曜の一つ。江戸時代の暦家万事に凶であるとする大悪日。六日ごとに循環し、この日は婚礼などの祝儀を忌む。仏滅
※延宝版大雑書(1680)「戌(いぬ)〈略〉ぶつめつ日、くらびらきによし」
② 仏の入滅した日。二月一五日のこと。涅槃会。〔俳諧・年浪草(1783)〕
[補注]①はもと、物みな滅する日の意であったが、後に仏の字をあてるようになり、近年では仏滅日と記す。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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