仙化(読み)せんか

精選版 日本国語大辞典 「仙化」の意味・読み・例文・類語

せん‐か ‥クヮ【仙化】

〘名〙 仙人に変化すること。また、世俗を超越すること。せんけ。
菅家文草(900頃)一一・為大蔵大丞藤原清瀬、家地施入雲林院願文「皇子仙化之夕、即是今朝也」
※俳諧・春泥句集(1777)序「しらずいづれのところに仙化し去るや、恍として一人自彳(たたず)む」 〔魏書‐釈老志〕

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「仙化」の解説

仙化 せんか

?-? 江戸時代前期の俳人
江戸の人。松尾芭蕉(ばしょう)の門人貞享(じょうきょう)3年(1686)「蛙合(かわずあわせ)」を編む。同集中,芭蕉の「古池や蛙飛びこむ水の音」に対してよんだ「いたいけに蝦(かはづ)つくばふ浮葉哉(かな)」の句がある。別号に青蟾堂。

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