仮宮(読み)カリミヤ

デジタル大辞泉 「仮宮」の意味・読み・例文・類語

かり‐みや【仮宮】

天皇行幸などのとき、仮にその地に設けられる宮居行在所あんざいしょ行宮あんぐう
御輿みこし臨時に安置する場所御旅所おたびしょ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「仮宮」の意味・読み・例文・類語

かり‐みや【仮宮】

〘名〙
① 仮に造った宮殿
書紀(720)皇極元年一二月(図書寮本訓)「或る本に云はく、東宮の南の庭(おほは)の権宮(カリみや)に遷りたまふといふ」
② 天皇の行幸などの際、仮にその地に設けられる宮居。行在所(あんざいしょ)。行宮(あんぐう)
万葉(8C後)二・一九九「狛劔(こまつるぎ) わざみが原の 行宮(かりみや)に 天降り座して 天の下 治め給ひ」
神輿を臨時に安置する場所。御旅所(おたびしょ)
朝野新聞‐明治一五年(1882)二月四日「之に由て向後神社の仮宮たりとも、之が為に入費又は手足を労し候事は甚だ不都合に存」

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