仲家太郎吉(読み)なかや・たろきち

朝日日本歴史人物事典 「仲家太郎吉」の解説

仲家太郎吉

生年生没年不詳
幕末明治期の漁業改良者。大分県北海部郡佐賀関の人で,父宮吉に従って漁業に従事漁船の改良と漁場の発見に努め,鱶縄の大鉤などを考案。はじめ延縄に用いたところ,漁獲が多すぎて物議をかもし,使用を停止され,一本鉤のみを許された。明治30(1897)年の第2回水産博覧会には遠洋漁船を神戸まで回航し,操業を公開して「名誉銀牌」を受賞。

(勝部直達)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「仲家太郎吉」の解説

仲家太郎吉 なかや-たろきち

1839-1901 幕末-明治時代の漁業家。
天保(てんぽう)10年8月4日生まれ。生家豊後(ぶんご)(大分県)佐賀関の漁師。フカ漁などの漁具漁法の改良をおこなう。漁船を改良し小笠原諸島海域,朝鮮海峡や揚子江河口まで出漁し,遠洋漁業発展につくした。明治34年8月7日死去。63歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「仲家太郎吉」の解説

仲家太郎吉 (なかやたろきち)

生年月日:1839年8月4日
江戸時代末期;明治時代の漁業改良者
1901年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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