仲秋・中秋（読み）ちゅうしゅう

精選版 日本国語大辞典

ちゅう‐しゅう ‥シウ【仲秋・中秋】

〘名〙 (「ちゅうじゅう」とも)

① (仲秋) 秋の三か月を孟・仲・季と分け、その真中をいう。陰暦八月の異称。《季・秋》

※懐風藻（751）仲秋釈奠〈藤原万里〉「仲秋釈奠」

※栄花（1028‐92頃）音楽「琥珀葉は仲秋の黄葉の如し」 〔書経‐堯典〕

② (中秋) 陰暦八月一五日の称。

※菅家文草（900頃）二・同諸才子、九月卅日、白菊叢辺命飲「仲秋翫_レ月之遊、避_二家忌_一以長廃」 〔白居易‐效陶潜体詩〕

出典　精選版 日本国語大辞典