件の如し(読み)クダンノゴトシ

デジタル大辞泉 「件の如し」の意味・読み・例文・類語

くだんごと

前記通りである。証文手紙・公用文書などの末尾に用いるきまり文句。「よって件の如し

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「件の如し」の意味・読み・例文・類語

くだん【件】 の 如(ごと)

前に述べたとおりである。前記記載のとおりである。書状、証文などの最後に書きしるす語句。多く「よって…くだんのごとし」の形で用いる。「如件」と書くことが多い。
※枕(10C終)一三三「添へたる立文には、解文のやうにて、進上餠餤(へいたん)一包、例に依て進上如件」
平家(13C前)四「衆徒の僉議かくの如し。仍牒奏如件」

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