企救の浜(読み)キクノハマ

デジタル大辞泉 「企救の浜」の意味・読み・例文・類語

きく‐の‐はま【企救の浜】

北九州市小倉北区海岸古称。現在は埋め立てられた。企救の高浜。企救の長浜

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

日本歴史地名大系 「企救の浜」の解説

企救の浜
きくのはま

門司もじ区から小倉北区にかけての海岸部に比定される。「万葉集」巻七に「浦沙に寄す」として「豊国の企救の浜辺の真砂子地真直にしあらば何か嘆かむ」とみえ、白砂青松の佳景地であった。また「企救の長浜」「企救の高浜」ともあるが(同書巻一二)、ともに美称であり、同じ浜辺をさすと考えられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android