伊勢原(読み)いせはら

精選版 日本国語大辞典 「伊勢原」の意味・読み・例文・類語

いせはら【伊勢原】

(元和六年(一六二〇)、伊勢国からの移住者が開いたところからいう) 神奈川県中央部の地名大山寺(たいさんじ)門前町伊勢商人市場町として発展。昭和四六年(一九七一市制

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デジタル大辞泉 「伊勢原」の意味・読み・例文・類語

いせはら【伊勢原】

神奈川県中部の市。大山参詣の門前町、伊勢商人の市場町として発達。人口10.1万(2010)。

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改訂新版 世界大百科事典 「伊勢原」の意味・わかりやすい解説

伊勢原[市] (いせはら)

神奈川県中央部の市。1971年市制。人口10万1039(2010)。関東の農民信仰を集めた大山(おおやま)参詣の宿場として早くから知られた。江戸から発した大山街道矢倉沢街道)はここから分かれて坂路となり,大山山頂(1252m)に達する。大山山麓には門前町としての大山集落があり,古くは先導師(御師(おし))の家が並び,講中の人々を迎え入れたが,現在ではその多くが旅館となっている。大山はもと修験道の道場であったが,明治初年の神仏分離により阿夫利(あふり)神社と大山(たいさん)寺に分かれた。大山道に沿って太田道灌の墓がある。道灌は1486年(文明18)ここで殺されたという。大山の東方に日向薬師(日向山霊山寺)があり,重要文化財の薬師三尊を安置する。農産物はナシ,ブドウなどを主とするが,小田急線で東京新宿まで約1時間の位置にあるため都市化が急速に進み,工業団地・住宅団地が生まれている。
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動植物名よみかた辞典 普及版 「伊勢原」の解説

伊勢原 (イセハラ)

植物キンポウゲ科クレマチスの園芸品種

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