伊形霊雨(読み)いがた れいう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「伊形霊雨」の解説

伊形霊雨 いがた-れいう

1745-1787 江戸時代中期の儒者
延享2年生まれ。伊形大朴(たいぼく)の兄。農家の出だが,肥後熊本藩校時習館でまなぶ。藩命で京都の滋野井公麗(しげのい-きんかず)に入門し国学,和歌をおさめる。時習館助教となり,詩と国学をおしえた。その詩才は藪(やぶ)孤山李白再来と評されたという。天明7年6月6日死去。43歳。名は質(すなお)。字(あざな)は大素。通称は荘助。著作に「霊雨山人詩集」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android