伊香刀美妻(読み)いかとみの つま

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「伊香刀美妻」の解説

伊香刀美妻 いかとみの-つま

羽衣(はごろも)伝説天女
近江国(おうみのくに)風土記逸文によると,近江(滋賀県)伊香郡与胡郷の伊香(いかご)の小江(おえ)(余呉湖)に天女8人がくだり,水浴していた。末の天女は伊香刀美に羽衣をぬすまれたために天にかえれず彼の妻となる。意美志留(おみしる),那志登美(なしとみ),伊是理比咩(いせりひめ),奈是理比売(なせりひめ)の2男2女を生んだという。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android