会津暦(読み)アイヅゴヨミ

デジタル大辞泉 「会津暦」の意味・読み・例文・類語

あいづ‐ごよみ〔あひづ‐〕【会津暦】

江戸時代会津若松諏訪すわ神社の神官によって作られた地方暦。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「会津暦」の意味・読み・例文・類語

あいづ‐ごよみ あひづ‥【会津暦】

〘名〙 近世の地方暦の一つ。会津若松の諏訪神社の社家三家と市内七日町の菊地庄三衛門から発行。社家の分は賦暦(くばりごよみ)で、菊地は売暦を許された。会津地方中心北関東から東北地方一円に広く頒布形態は独特の綴方を用いた綴暦(とじごよみ)一枚刷り略暦もある。

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世界大百科事典(旧版)内の会津暦の言及

【暦】より

…綴暦と折暦が頒行された。
[会津暦]
 古く15世紀,永享年間(1429‐41)に始まるといわれ,会津若松で発行されて近辺に売られていた。諏訪(すわ)暦とも呼ばれる。…

※「会津暦」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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