伝達麻酔(読み)デンタツマスイ

デジタル大辞泉 「伝達麻酔」の意味・読み・例文・類語

でんたつ‐ますい【伝達麻酔】

神経ブロック

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の伝達麻酔の言及

【局所麻酔】より

…意識があるまま,痛覚を伝導する末梢神経の一部を可逆的に遮断し,神経支配領域を麻酔することを広義の局所麻酔,あるいは伝達麻酔という。一方,麻酔薬を手術部位そのものに注射浸潤させる局所浸潤麻酔や,麻酔薬を皮膚や粘膜の表面に塗布する表面麻酔は,一般に狭義の局所麻酔とよばれている。…

【局所麻酔薬】より

…(2)浸潤麻酔 手術部位の周囲の皮内または皮下に注射する。(3)伝達麻酔 神経幹または神経叢に適用。(4)脊椎麻酔 脊椎の硬膜下腔に注入。…

【麻酔】より


【局所麻酔】
 局所麻酔薬を投与した部位の神経繊維に達し,刺激伝導を抑制遮断することによって,局所の知覚の麻痺を起こす方法。局所麻酔の種類には,(1)表面麻酔topical anesthesia,(2)粘膜表面に塗布する浸潤麻酔infiltration anesthesia,(3)狭義の局所麻酔(局所に浸潤注射する),(4)伝達麻酔conduction anesthesia(末梢神経の走行経路に局所麻酔薬を注射して神経伝達を遮断する。神経ブロックnerve blockとも呼ばれる),(5)脊椎麻酔spinal anesthesia(脊髄くも膜下腔に局所麻酔薬を注入して脊髄前根,後根を遮断する),(6)硬膜外麻酔epidural anesthesia(脊椎の硬膜外腔に局所麻酔薬を注入して脊髄前根,後根を遮断する)がある。…

※「伝達麻酔」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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