伯方島(読み)ハカタジマ

デジタル大辞泉 「伯方島」の意味・読み・例文・類語

はかた‐じま【伯方島】

愛媛県北部、瀬戸内海中央部の芸予げいよ諸島中の島。今治いまばり市に属する。面積19.5平方キロメートル、周囲32.5キロメートル。標高ほぼ300メートル以下の丘陵からなり、ミカンタバコ野菜などの栽培が盛ん。瀬戸内海交通の要衝で、瀬戸内しまなみ海道一部

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日本歴史地名大系 「伯方島」の解説

伯方島
はかたじま

[現在地名]伯方町

瀬戸内海のほぼ中央、芸予諸島の中心にある。越智郡島嶼部の文化・交通などの中心である。周囲は三二・五キロ、東西七キロ、南北五キロ。岬が八方に突出し、木浦きのうら有津あろうづ熊口くまご叶浦かのうらなどの良港を作っている。また北部の遠浅の湾は埋められて広大な塩田となった。中央の宝股ほこ山・奥山(二九〇メートル)などの山頂付近は急峻であるが、島全体としては緩傾斜でよく耕地化され、集落も連続している。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「伯方島」の意味・わかりやすい解説

伯方島
はかたじま

愛媛県北部、瀬戸内海中央部の越智(おち)諸島(芸予諸島)の一島。今治(いまばり)市に属す。面積20.84平方キロメートル、人口8031(2000)。海岸出入りが複雑で海岸線の長さは32.5キロメートルに及ぶ。西に大三(おおみ)島、北に生口(いくち)島、岩城(いわぎ)島、南に大島など多島海の中央にある。宝股山(ほこさん)や開山(ひらきやま)などが瀬戸内海国立公園に含まれる。大三島橋(1979年完成)が大三島と、伯方・大島大橋(1988年完成)が大島と結び、それぞれ本州四国連絡橋尾道(おのみち)―今治ルート(西瀬戸自動車道=瀬戸内しまなみ海道、1999年5月全通)の一部をなす。

[深石一夫]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「伯方島」の意味・わかりやすい解説

伯方島
はかたじま

愛媛県北部,芸予諸島中部にある島。今治市に属する。花崗岩からなる島で,最高所は宝股山 (304m) 。東部の木浦は暴風時の避難港で,海運業が発達。南部の有津 (あろうづ) には漁業センターがあり,養殖漁業が行なわれる。北浦では,伯方塩と称する昔からの製法による塩を特産。島の一部は瀬戸内海国立公園に属する。西の大三島との間に大三島橋,南の大島との間に伯方・大島大橋がかかり,西瀬戸自動車道が開通した。面積 20.83km2。人口 8031 (2000) 。

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改訂新版 世界大百科事典 「伯方島」の意味・わかりやすい解説

伯方島 (はかたじま)

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