伴食(読み)バンショク

デジタル大辞泉 「伴食」の意味・読み・例文・類語

ばん‐しょく【伴食】

[名](スル)
主客ともをして、ごちそうになること。相伴しょうばん陪食ばいしょく。「伴食の栄を賜る」
実力実権がなく、その職にあっても何もせず他の人のなすに任せていること。「伴食大臣」
[類語]会食懇親会茶話会相伴陪食

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「伴食」の意味・読み・例文・類語

ばん‐しょく【伴食】

〘名〙
① 主客の伴(とも)をして、ごちそうになること。相伴。陪食(ばいしょく)。〔布令字弁(1868‐72)〕 〔胡銓‐上高宗封書〕
② しかるべき職や地位にありながら、実権・実力が伴わず、他のなすがままに任せていること。→伴食大臣
黒潮(1902‐05)〈徳富蘆花〉一「薩長其他伴食の輩(やから)は」 〔旧唐書‐盧懐慎伝〕

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普及版 字通 「伴食」の読み・字形・画数・意味

【伴食】ばんしよく

おしょうばん。〔旧唐書、盧懐慎伝〕懷愼、紫令姚崇と樞密を對掌し、~事に皆之れに推讓す。時人之れを宰相と謂ふ。

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