精選版 日本国語大辞典 「位付」の意味・読み・例文・類語
くらい‐づけ くらゐ‥【位付】
〘名〙
② 江戸時代、検地によって田畑の等位を定めたこと。その等位に応じて石盛(こくもり)(=収穫高による等位別)をつけ、納税規準を決めた。その等位は、初め上・中・下の三等。貞享三年(一六八六)以後は上上・上・中・下・下下の五等とした。
※地方凡例録(1794)二「田畠上中下の位附専一に候」
③ 歌舞伎で、役者評判記に用いられた役者の技芸評価の等級づけ。劇評家が付けたもので、上上吉、上上、上、中などと等級を付した。
※滑稽本・浮世床(1813‐23)初「鶴屋南北とはむかしの道外役者で、しかも位附(クラヰヅケ)が上上吉名人であった」
⑤ =くらいどり(位取)⑤
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