低酸素血症(読み)テイサンソケッショウ

デジタル大辞泉 「低酸素血症」の意味・読み・例文・類語

ていさんそ‐けっしょう〔‐ケツシヤウ〕【低酸素血症】

動脈血中の酸素が不足した状態。原因として、肺胞低換気換気血流比不均衡拡散障害右左シャントなどがある。チアノーゼ手足の冷え、頻脈呼吸困難言語障害意識障害どの症状があらわれ、低酸素状態が続くと、肝臓腎臓機能障害昏睡などを起こし、呼吸不全心不全に至ることもある。

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栄養・生化学辞典 「低酸素血症」の解説

低酸素血症

 →低酸素血

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の低酸素血症の言及

【高山病】より

…重症例では顔面蒼白,心悸亢進,呼吸困難をきたし,肺浮腫によって死亡することもある。発病の主原因は,高度上昇に伴う大気圧低下による低酸素血症である。低地でほぼ760mmHgである大気圧は高度3000mで約520mmHgとなり,5000mでは半分近くまで低下する。…

※「低酸素血症」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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