住田又兵衛(2代)(読み)すみた またべえ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「住田又兵衛(2代)」の解説

住田又兵衛(2代) すみた-またべえ

1839-1903 幕末-明治時代の歌舞伎囃子(はやし)方。
天保(てんぽう)10年生まれ。初代又兵衛門弟笛方。初代の実子杵屋(きねや)四郎治と名のり三味線方となっていたので,師匠娘婿となり,元治(げんじ)元年2代を襲名。明治36年11月1日死去。65歳。江戸出身。前名は由之助。

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朝日日本歴史人物事典 「住田又兵衛(2代)」の解説

住田又兵衛(2代)

没年:明治36.11.1(1903)
生年:天保12(1841)
江戸後期・明治期の歌舞伎囃子方(笛方)。前名,由之助。初代又兵衛に師事し,その娘(6代目杵屋三郎助の姉)と結婚して養子となり,元治1(1864)年2代目又兵衛を襲名。「駿河町の又兵衛」と呼ばれ,名人と称された。一説に天保13(1842)年生まれとも。

(小林責)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

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