佐々木硝子(読み)ささきがらす

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「佐々木硝子」の意味・わかりやすい解説

佐々木硝子
ささきがらす

食器用ガラス製造を中心としたガラス会社。 1902年佐々木宗次郎がランプ卸売業創業,翌 03年ハワイなどに輸出を始めた。昭和初期はガラス製品の卸問屋兼メーカーとして輸出も盛んに行なった。 1940年代はレンズ生産も行う。 47年株式会社に改組し現社設立。 57年に導入したコップ類の全自動製造機械により発展し,クリスタルと高付加価値製品も展開していたが,資産運用失敗から 99年4月,会社更生法適用を申請し事実上倒産した。

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