ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「佐々木良作」の意味・わかりやすい解説
佐々木良作
ささきりょうさく
[没]2000.3.9. 東京
政治家。京都大学を卒業し,1939年日本発送電に入った。第2次世界大戦後労働運動に身を投じ,日本電気産業労働組合 (電産) 副委員長となる。 47年4月参議院全国区から当選,55年から衆議院に転じ,以来連続当選 12回。初め革新系無所属,のち社会党右派に属したが,60年民主社会党結成に参加した。 69年2月同党書記長,73年 10月病気のため辞任したが,75年2月副委員長となる。 76年「新しい日本を考える会」の発起人となり自民・共産両党を除く中道革新結集を提唱,77年 11月,春日一幸辞任のあとの民社党第4代委員長に就任し,その後は公明党・新自由クラブ・社民連との中道勢力の結集を提唱,さらに 83年暮の総選挙で自民党が過半数を割るや,自民との連立政権を画策するなどした。 85年党常任顧問,90年衆議院議員を退任。
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