デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「佐竹義宣(2)」の解説 佐竹義宣(2) さたけ-よしのぶ 1570-1633 織豊-江戸時代前期の大名。元亀(げんき)元年7月16日生まれ。佐竹義重の長男。天正(てんしょう)17年家督をつぎ,18年小田原攻めに参陣。豊臣秀吉に信任されて常陸(ひたち)(茨城県)一円を制圧し,水戸城を拠点に文禄(ぶんろく)3年54万石余を領する。関ケ原の戦いで東軍に味方しなかったため,慶長7年転封を命じられ,出羽(でわ)久保田藩(秋田県)藩主佐竹家初代(20万石)となる。茶道に通じ,遺言で殉死を禁じた。寛永10年1月25日死去。64歳。通称は次郎。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例