何時ぞ(読み)いつぞ

精選版 日本国語大辞典 「何時ぞ」の意味・読み・例文・類語

いつ‐ぞ【何時ぞ】

〘副〙 (代名詞「いつ」に係助詞「ぞ」の付いたもの) 過去、または未来のある時。いつか。→いつぞや
史記抄(1477)四「十六年に冉免ず云たが、いつぞ復為相た歟、今復免と云わぞ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「何時ぞ」の意味・読み・例文・類語

いつ‐ぞ【何時ぞ】

[副]《「ぞ」は係助詞》
過去または未来の、不定の時を表す。
㋐いつであったか。いつか。「何時ぞの年か忘れたが」
㋑そのうちいつか。
五三の価をためて、―時節を待てども」〈浮・一代男・五〉
(「いつぞは」の形で)早晩。遅かれ早かれ。
「―はこなたへ申さう申さうと存じてござれども」〈虎寛狂・止動方角

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android