何時は(読み)いつは

精選版 日本国語大辞典 「何時は」の意味・読み・例文・類語

いつ【何時】 は

① (ある特定の時を限って) いつといって。否定を伴うことが多い。
万葉(8C後)一七・三九〇四「梅の花伊都波(イツハ)折らじと厭はねど咲きの盛りは惜しきものなり」
古今(905‐914)秋上・一八九「いつはとは時は分かねど秋の夜ぞ物思ふことの限りなりける〈よみ人しらず〉」
② いつもは。普段は。
浄瑠璃曾根崎心中(1703)道行「いつはさもあれ此の夜半は、せめてしばしは長からで」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android