出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
北海道南西部,日本海に面する後志(しりべし)支庁余市郡の町。人口2万1258(2010)。東は小樽市に接する。市街地は余市川河口にあり,JR函館本線,国道5号線が通り,229号線を分岐する。北後志地方の中心地で,積丹(しやこたん)半島の玄関口でもある。天明年間(1781-89)ころより和人が出入りし,松前藩の魚取引場が置かれ,千石場所と呼ばれるニシンの好漁場として発展した。内陸部は1871年(明治4)ころ余市川の下流に会津などから旧藩士の団体が入植し,水田が開かれ,また開拓使より苗木が交付されてリンゴの栽培が始まり,明治期の中ごろにはロシア領へ輸出された。現在も農業はリンゴ,ナシ,ブドウなどの果樹栽培を主とし,道内有数の果樹生産地である。漁業はニシンが昭和初期ごろから不漁となり,スケトウダラ,エビ,カレイ,イカなどを漁獲する。またウィスキーの原酒工場がある。町域内にはフゴッペ洞窟(史跡),現存する唯一の運上家として貴重な旧下ヨイチ運上家(史跡,重要文化財),ニシン漁の資料などを展示する余市水産博物館などがある。
執筆者:山下 克彦
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...
4/12 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
4/12 デジタル大辞泉を更新
4/12 デジタル大辞泉プラスを更新
3/11 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
2/13 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新