侃侃(読み)カンカン

デジタル大辞泉 「侃侃」の意味・読み・例文・類語

かん‐かん【××侃】

[ト・タル][文][形動タリ]気性が強く信念を曲げないさま。剛直なさま。
「―として生民の痛苦を訴え」〈東海散士佳人之奇遇

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「侃侃」の意味・読み・例文・類語

かん‐かん【侃侃】

〘名〙 (形動タリ)
① 和らぎ楽しむこと。また、そのさま。
※本朝文粋(1060頃)九・夙匪懈詩序〈大江澄明〉「誾誾如。侃侃如。済済焉。穆穆焉」 〔論語‐先進〕
② 気性が強く正直なこと。また、そのさま。剛直。
※匏菴十種(1869)〈栗本鋤雲〉暁窓追録「然れども議論侃々泰山も移すべし」
露団々(1889)〈幸田露伴〉一〇「諾々(だくだく)は侃々(カンカン)に如かずとか申しますから、一生勇気をふるって申上げますが」

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普及版 字通 「侃侃」の読み・字形・画数・意味

【侃侃】かんかん

和楽するさま。〔論語、郷党にて下大夫と言ふときは、侃侃如たり。上大夫と言ふときは、如(ぎんぎんじよ)たり。

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