供僧(読み)グソウ

デジタル大辞泉 「供僧」の意味・読み・例文・類語

ぐ‐そう【供僧】

供奉僧ぐぶそう」の略。
「当時は長楽寺の―になっていたのである」〈芥川・鼻〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「供僧」の意味・読み・例文・類語

ぐ‐そう【供僧】

〘名〙 (「ぐぶそう(供奉僧)」の意) 仏語
本尊に供奉して給仕する僧。
※栄花(1028‐92頃)布引の滝「別当検校より始めて、寺主・供僧なにかなどなり」
百練抄‐仁治二年(1241)二月一二日「社司不参会、於御体者供僧等奉取出云々」

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世界大百科事典(旧版)内の供僧の言及

【社僧】より

神宮寺に住し仏事を修する僧侶。供僧(ぐそう),宮僧(くそう),神僧ともいう。奈良朝ころより神仏習合思想によって神社に仏寺を建て,これに別当,検校(けんぎよう),勾当(こうとう),専当,執行など多数の職階から成る僧侶を住せしめ,神官は別当を長とする僧侶の支配をうけた。…

※「供僧」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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