依蘭苔（読み）えいらんたい

精選版 日本国語大辞典

えいらん‐たい【依蘭苔】

〘名〙 ウメノキゴケ科の地衣類。北半球の寒帯に分布し、日本の高山でも一品種ホソバエイランタイが見られる。高さは五～一〇センチメートルで、地上に多数群生。全体が暗褐色または淡褐色で、表面は平滑で光沢があり、ところどころに、白色不定形のくぼみがある。一種の苦みがあり、生薬として健胃剤にも使用。〔医語類聚（1872）〕

出典　精選版 日本国語大辞典

デジタル大辞泉

えいらん‐たい【^▽依^×蘭^×苔】

ウメノキゴケ科の地衣類。北半球の寒帯に多く、群生する。高さ5～10センチ。暗褐色または淡褐色、表面は滑らかで光沢があり、縁に黒いとげ状の突起がある。生薬しょうやくとして健胃剤に用いる。

出典　小学館

動植物名よみかた辞典　普及版

依蘭苔 (エイランタイ)

学名：Cetraria islandica var.orientalis
植物。ウメノキゴケ科の樹枝状地衣,高山植物,薬用植物

出典　日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典　普及版」