精選版 日本国語大辞典 「価・値」の意味・読み・例文・類語
あたい あたひ【価・値】
① その物のねうちに匹敵し、相当するもの。
※彌勒上生経賛平安初期点(850頃)「六銖の値(アタヒ)は、沙婆世界に直(あ)ふ」
② ねだん。代金。また、ねだんに相当する金銭。
③ 労力に相当する報酬。その金銭または代物。
④ ねうち。価値。
※徒然草(1331頃)九三「一日の命、万金よりも重し。牛のあたひ、鵝毛よりも軽し」
※俳諧・佐夜中山集(1664)「価(あたひ)あらば何かをしまの秋の景〈宗因〉」
あたい‐・する あたひ‥【価・値】
あたえ あたへ【価・値】
〘名〙 「あたい(価)」の変化した語。
※かた言(1650)三「価(あたひ)を あたへ」
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