俄事(読み)にわかごと

精選版 日本国語大辞典 「俄事」の意味・読み・例文・類語

にわか‐ごと にはか‥【俄事】

〘名〙
① 急な出来事
平家(13C前)五「おもひまうけぬにはか事ではあり、左右の手に刀をもたる様にぞ見えたりける」
大乗院寺社雑事記‐明応六年(1497)四月一四日「三階庄下司椿井与片岡披官俄事在之。今日及合戦云々」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「俄事」の意味・読み・例文・類語

にわか‐ごと〔にはか‐〕【×俄事】

急な出来事。
「―にて侍る上、おりふし無勢にて」〈古活字本保元・上〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android