俊範(読み)しゅんぱん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「俊範」の解説

俊範 しゅんぱん

?-? 鎌倉時代の僧。
天台宗奈良で法相(ほっそう)をまなび,比叡(ひえい)山の範源に師事して天台学をおさめる。承久(じょうきゅう)3年(1221)僧都(そうず),探題となる。後嵯峨(ごさが)上皇止観をさずけ,近江(おうみ)(滋賀県)大和荘で静明(じょうみょう),俊承(しゅんしょう)らの後進をそだてた。通称は大和荘法印。著作に「肝心抄」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android