保つ(読み)タモツ

デジタル大辞泉 「保つ」の意味・読み・例文・類語

た‐も・つ【保つ】

[動タ五(四)]《「持つ」の意とも、「持つ」に接頭語「た」が付いたものとも》
ある状態を変えないで続ける。「常時、室内は二〇度に―・たれている」
損なわれたり乱れたりしないように、ある状態を守りつづける。もちこたえる。維持する。「若さを―・つ」「面目を―・つ」「秩序を―・つ」
その状態が変わらないで長く続く。もつ。「からだが―・たない」「寿命が―・つ」
自分の物として持つ。所有する。
「―・つ所の財宝を」〈曽我・三〉
天下を治める。統治する。
「必ず世の中―・つべき相ある人なり」〈賢木
[可能]たもてる
[類語]支える持ちこたえる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android